サメを準備して調理する方法

サメといえば、映画『ジョーズ』の情景を思い浮かばれる人が多いかもしれませんが、いつもとは少し変わったシーフード料理を食べたいときは、恐れずにサメ肉を調理してみましょう。実は、サメ肉は様々なレシピや調理法に対応できる万能のお肉なのです。そこで以下にて、サメ肉を調理する方法について紹介します。

選び方

サメ肉は、信頼できる魚屋やスーパーマーケットからのみ購入してください。サメ肉は、通常の魚以上にきちんと洗浄されていないと、美味しく食べられないからです。サメは皮膚から排尿するため、捕獲後すぐに洗浄しないと、到底食べられるものではない味になります。また、サメの乱獲が問題視されていることから、食用サメの捕獲には厳しいガイドラインが設けられています。消費者が責任ある企業から購入することで、違法なサメ密猟者の増加を防ぐことができるのです。

グリルで焼く

最もポピュラーなサメの調理法は、グリルを使って焼くことです。メカジキやサーモンと同じように、分厚いサメ肉をバーベキューグリルで焼くことができます。サメ肉は、脂肪分の少ない赤身肉なので、火にかける前に1〜2時間マリネすると、しっとりと柔らかく仕上がります。また、グリルで焼く前に、温めた牛乳少々、ワイン、水またはスープで3~4分ほど下茹ですると、より柔らかくなるのでおすすめです。

完ぺきなサメステーキを仕上げるには、グリルの一番熱い部分に肉を置き、片面2分間ずつ焼き、キレイな焼き跡と焼き色をつけてください。それから、グリルの温度が低い場所に移動し、さらに片面4~5分ずつ焼きます。味付けは、柑橘類、フレッシュハーブ、みじん切りしたニンニク、生姜などを使って、シンプルに仕上げましょう。

フライパンで焼く

グリルに適した季節でない場合は、フライパンでサメを焼いてもかまいません。丈夫で厚みがある鋳鉄製フライパンに油をひき、油がなじむ程度にフライパンを熱してから、サメ肉の両面を焼いていきます。フライパンに調味料を入れるか、焼く前に塩コショウやスパイスをすりこんでから焼くとよいでしょう。

肉の厚さに応じて10~12分、途中で1回ひっくり返してください。焼きあがったら、皿の上で少し休ませます。その後、フライパンに1/4カップの白ワインまたはスープを注ぎ、3~5分煮詰めましょう。食べる直前に、ソースをかけると美味しく仕上がります。

ケバブ風串焼き

サメ肉を厚めの角切りにし、ミニポテト、プチトマト、赤ピーマン、パイナップルなど、思いつく限りの野菜と一緒に串に刺してください。グリルで焼いても十分美味しいですが、オーブンで焼いても同様に美味しく仕上がります。柑橘系のマリネをかけたり、甘くてピリッとしたサルサを添えたりしてもおすすめです。

以上、いかがでしたか?上記の調理法を試してみた方は、ぜひ結果をコメントで教えてくださいね!